セルロースファイバーについて
「セルローズファイバー」は、欧米では歴史がありながらも、日本ではまだ認知度が低い 断熱材です。
これほどまでに家づくりに最適であり、すぐれた断熱材があったことに感動し、そして、存在を知ったからにはセルローズファイバーのすばらしさを伝え、すべての新築住宅の標準仕様することが私どもの使命であると考えました。
断熱材としてすぐれたセルローズファイバーは自然素材で地球環境にも住む人にも優しい素材です。家づくりのためにセルローズファイバーの性能のすばらしさをお伝えします。
セルロースファイバーとは?
セルローズファイバーとは、天然の木質繊維のこと。なぜ天然繊維が優れているか。その秘密は自然がつくった小さな空気の粒にあります。セルローズファイバーはさまざまな太さの繊維が絡み合っています。この繊維の絡み合いが空気の層をつくることはもちろん、1本1本の繊維の中にも自然の空気胞が存在しているのです。この空気の存在がよりいっそう熱や音を伝えにくくします。さらに、木質繊維特有の吸放湿性で適度な湿度を保ちます。
セルロースファイバーの性質
万一の火災にも対応万全
セルローズファイバーは防燃処理され、炎にも表面が焦げるだけです。万が一火災にあったとしても延焼を防ぎ、有毒ガスの発生もありません。
水をはじくから雨漏りにも安心
屋根のわずかな雨漏りに対しても大丈夫。水をはじく処理を施してありますので、セルローズファイバーが水を吸って重くなり、天井に負担が掛かることはありません。
国際的に認められた安全性
セルローズファイバーは木質繊維であり、添加されているホウ素系薬品は医療にも使用され、人体への蓄積や残留がありません。(財)日本建築総合試験所でF☆☆☆☆同等の性能が証明されています。
カビや害虫を寄せつけません
ホウ素系薬品による特殊処理と天然素材がもつ吸放湿性の効果でカビや菌の発生を防止。またゴキブリ、シロアリ等の害虫にも効果があります。
クギなどの金属をさびさせない
クギや建築金属等と接触しても、錆の発生等がありません。錆によって建物が破壊される心配がありません
セルローズファイバーの施工性能
「断熱性 夏涼しく、冬暖かい快適空間」
優れた断熱性能を持つセルローズファイバーを隙間なく吹き込むことで、夏は外部からの熱の進入を抑え、冬は室内の熱を逃しません。家の中での温度差が少なく、快適な住環境となります。
「防音性 騒音を抑え、快適環境をつくる」
吸音材として優れた性能を持つセルローズファイバーを高密度で隙間なく施工することによって日常生活の音、屋外からの騒音、室内から屋外へ逃げるプライベート音を和らげます。効果的な防音処方として、高い評価を受けています。
「省エネ性 経済的に室内の温度をコントロール」
セルローズファイバーを施した住まいは、その高い総合性能により、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の新省エネルギー基準に適合。暖房費で約7割、冷房費で約3割の光熱費の節約が可能です。
「調湿性 結露を防ぎ、いつも最適な温度」
木質繊維のセルローズファイバーは呼吸します。周囲の状態に応じて水蒸気を吸ったり吐いたりしているのです。この吸放湿性が適度な湿度をもたらし結露を防ぎます。
セルローズファイバーの施工方法
特徴
熱の逃げる隙間をつくらず、どんなに狭く複雑な壁や天井裏でも施工できます。
施工方法
天井裏は、約300mmの厚さに吹き込みます。壁は専用シートを貼り、専用シートに小穴をあけて約105mmの厚さに吹き込みます。床は下面に専用シートを張り、その上に約100mmの厚さに吹き込みます。